楠は見ていた!
2012年 09月 04日
楠は見ていた!何を見ていたんでしょう?
日赤病院の駐車場入口に、謎の楠はあります。
何回も通ってますが、この看板は目にはいりませんでした。
この楠は1945年6月20日の~静岡大空襲を見ていた!
力強い幹です~
両親から静岡大空襲の話は聞いていましたが、私の家も焼けて安倍川を越えて逃げたそうです
私は戦後っ子で、この空襲の1年後に生まれましたので知りません
先日床屋さんで、大空襲で焼けの原となった静岡の写真を見ました。
あたり一面がれきの山となり、焼け跡は食糧難でイモ畑に成っていました。
この楠も焼夷弾で焼けてしまうが、街が焼け、人も焼ける様を見ていたんですね!
そして、3年後の春、真っ黒に焼け焦げた幹から青い芽が吹き出したそうです!
希望の芽!こんな感じかな・・・
私は戦争も空襲も防空壕も疎開も経験しないで育ちましたが
この楠は、戦争、空襲、戦後の静岡を見て来たんです!
戦後の街の復興~私の誕生・・・私の老後~これからの静岡をこの先も静かに見ています。